有馬玩具博物館が監修した現代版神戸人形、ペーパーからくりです。
『異人館の朝』Morning at Kitano Town
ハンドルを回すと、早起きのニワトリが上下左右に動いて北野の街に朝を知らせます。
北野異人館街のシンボル・風見鶏の館をイメージ。煉瓦造りの壁ととんがり屋根が特徴です。
言 語:日本語・英語
サイズ:21.5×21.5cm(組み立て前)
現代版神戸人形とは?
明治元年、神戸港が開港し、外国人たちが神戸にやってきました。
その外国人向けのお土産として「神戸人形」と呼ばれる、からくり人形がありました。木製で、つまみを回すと人形の顔が揺れたり、手足を動かしたり…。シンプルながらも、その滑稽な動きと繊細な仕掛けが人気を博しました。かつての「神戸人形」を知っていただくきっかけとなるよう、また新たな旅のお土産品として、神戸をモチーフにした、からくり人形を紙で制作しました。日本を代表する紙のからくり作家3名によるデザインです。
おもちゃといえばコンピューターゲームが全盛ですが、モノの動く仕組みを子供に理解してもらう為に、仕掛けが見えるこのようなからくり人形は、イギリスでは学校教材として小学校の高学年から中学生に使用されています。
坂啓典 Keisuke Saka
1965年生まれ。神戸大学文学部を卒業後、桑沢デザイン研究所に進学。
グラフィックデザイナーとして独立した20代後半より、本業と平行してペーパークラフトの制作を始める。DNA二重らせんからアニメのキャラクターまでモチーフの幅は広く、中でも『からくりペーパークラフト』シリーズは国内外で人気を集めている。