「(民衆は)二つのものだけを熱心に求める、パンとサーカスと」古代ローマの詩人ユウェナリスが詩篇中で使用した表現から着想を得て作っています。
有馬玩具博物館のクリエイティブ・ディレクターを務める原田和明氏の作品。
原田和明
1974 年山口県光市生まれ。山口大学人文学部卒業。専攻は美学・美術史。
2002 年、広島で会社勤めをしていた時、西田明夫著『動くおもちゃ AUTOMATA』を読んだことがきっかけでオートマタ制作を始める。2005 年、オートマタ作家になることを決意し、会社を退職。2006 年、渡英。ファルマス芸術大学大学院現代工芸コースに通
いながら、オートマタの第一人者マット・スミス氏の工房で腕を磨き、2007 年末帰国。翌年、山口市に工房『二象舎』を構え、オートマタの制作や世界のオートマタ展の企画制作を手がけている。
オートマタの殿堂キャバレー・メカニカル・シアターに名を連ねる唯一の日本人作家であり、中学校の道徳の教材や雑誌で紹介されるなど、年々、注目度が高まっている。