




円を中心から放射状に分割してできる扇形が、人形や調度の基本形になっています。一段目は親王、姫、ぼんぼりに三方徳利、二段目は三人官女、高杯、三段目には桜、橘、膳を配しました。全部で56個の木片を、各段ごとに3つの円形容器に収めることができます。
サイズ/W=380,H=240,D=210ミリ(飾った状態)
材質/本体=ブナ20ミリ、容器=朴(漆塗り)、飾り段=メープル(またはブナ)、垂幕=麻
デザイン/小黒三郎
当博物館とも親交の深い、小黒三郎さんの組み木の節句人形です。
子どもたちの成長をを祝う節句だからこそ、子どもが手に取って自由に飾ったり、遊んだりしてほしい、という願いが込められています。
僕の作る組み木は、手を使って触れて、積んで、おしゃべりしたり、お話を作ったり…そうして遊んでくれることが嬉しいんだ、といつも小黒さんはそう仰っていました。
ここ数年、とても人気の節句人形となりましたが、ALIMALIでは、小黒さんの想いや願いと共にお届けしています。